自分を幸せにするのに大事な「自他境界線」
先日、友人に来年のこんな年にしたい!みたいな好きな漢字を一字考えてみて!と聞いたら、「幸」と答えてくれました。
その友人は今年結婚できなかったことを悔やんでそれも含めてこの字にしたのだと思います。
みなさんも「幸せ」になりたいと思われる方が多いと思いますが、そもそも幸せは人によって定義が違いますからね。
では幸せになるためには?
ハーバード大学の研究で言われているのは自分の周りのすべての人間関係の質がいい、密な関係であることが幸福度と関係する。
と言われています。
では人間関係をよくするには?
これからお伝えしていきたいと思います。
まず、お聞きしたいことがあります。
あなたは1日の中でどれぐらい他人のことを考えていますか?
家族、恋人、友達、、、などなど。
あれ、よく考えたら彼氏のことで頭がいっぱいだ。友達のSNS見て嫌われてないか不安になってる。
そのような方は自他境界線が曖昧かもしれません。
この自他境界線がしっかり構築できていないと、人間関係の悩みが尽きなくなってしまいます。
では自他境界線とは一体何なのか?
ずばり相手の領域と自分の領域との線引きをすることです。
もう少し詳しく見ていきましょう。
自他境界線は母子境界線
線引きというと具体的にイメージしにくいと思いますが、自分や相手を信頼し、尊重し、コントロールしない、ということです。
例えば、恋人のことを信頼していなかったら不安になり、心配して相手にこうなってほしい、こうしてほしい、なんでわかってくれないの?と無意識にコントロールしてしまいます。
この自他境界線は母子境界線とも言われています。自他境界線がうまく構築できない方はこの母子境界線がうまく構築できなかったことが原因とされています。
これは、3歳頃・15歳頃に母親との線引きをされないといけないものので、反抗期にだいたいあたります。
自分が母親とは違う「個」の存在で、一人の人間、大人として自立していく時期とされています。
15歳ごろになると自分の考え方を持って意見を持ち始めますよね?
そうやって反抗期の時期に自分の「個」の確立をするのですが、これがうまくできないと自他境界線が引けなくなってしまいます。
すると人間関係のトラブルや悩みが多くなってしまいます。
相手のことを考えている間、自分はどこにいるのでしょうか?
相手の領域ですよね。
じゃあ自分の領域には誰がいますか?
誰もいませんよね。
そうすると、自分の人生なのに誰もいないので満足できなかったり、虚無感があったり、心が空っぽだったりします。
相手の問題はあなたの問題ではないのです。
相手のやらないといけないことまであなたがする必要はないんです。
これは自分を苦しめるだけでなく、相手のことも苦しめてしまいます。あなたが相手の領域にいくことで相手の成長を妨げてしまうんですね。
それが普通になると、断ることができなくなりやがて断りたくても断れなくてストレスになります。
そうならないためにも自分の領域を守ることが大切です。
きちんと自分と相手の領域を見極めて、自分の領域を生きること。
これは冷たい人、とか共感力のない人、とか自己中、とは違います。
相手を信頼しているからこそできます。それは相手もしかりです。
自分の人生を大切にするからこそ、相手の人生も大切にできます。
そしてお互いの自由を奪うことなく、心配や不安にとらわれることなく人間関係を構築することができます。
結婚したら幸せになれる、って思っている方は結婚したら相手が幸せにしてくれるって無意識に思ってる方も多いと思うのですが、
自分の領域で自分の人生を生きることで自分が幸せを感じる+結婚 とならないと、結婚しても思ってたのと違った・・・となってしまうかもしれません。
自他境界線のことは書いていないのですが、自分の領域を生きる、ということがすごく大事だと思わせてくれた本です。個人的にこの本で「自分を守る感覚」「自分がありのままの自分でいていい」と思えました。よかったら読んで見てください。自分でいいって思えます。
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まとめ
今回は幸せになるための自他境界線について書いてみました。
私も人間関係の悩みが昔から尽きなくてとても困っていました。今思うと本当に相手との境界線がわからなくて自分が相手の領域にはいりまくってたなぁと思います。
すぐには難しくても、相手の領域ではなく自分の人生をしっかり生きよう、と思うと気持ち的にもすごく楽になりましたし、しなくてもいいこと、嫌なことを断る勇気も持てるようになりました。
これに関しては自分もまだまだ日々精進していきたいと思っているところです。
ぜひ参考になればいいです。