親への怒り
私は今でこそうちの家に生まれてよかったなぁと思っていますが(うちじゃなかったらもうとっくに死んでたと思います。笑)
以前は本当に本当に親への憎しみや怒りが毎日毎日止まりませんでした。
うつ病は母親との関係が大きいと言われています。確かに、父親ではなく母親へ私はいろんな感情を持っていました。
今のご時世、いろんな環境で育ち、親に対していろんな感情を抱えていると思います。
みんながみんな幸せな家族の形ではないかもしれないですし、自分の理想の家族の形ではないかもしれません。
ただ、あなたの抱えているその親への怒りはずーっとたどっていくと、その根本は「無条件に愛されたい」というところに行き着くんですね。
そして親への愛情の受け方が今のあなたの恋愛のスタイル、考え方などに繋がっていてとても影響しています。
なのでこの親への怒りや感情を消化してあげることはとても大切になってきます。
今日はいろいろな観点からお伝えしていきたいと思います。
感情を出し感じ切ることで開ける
まずこれは親に限ったことではないのですが、自分の感情を普段からきちんと出していますか?
泣いちゃだめ。怒っちゃだめ。そんなこと言っちゃだめ。
悲しい気持ちやどうしようもなく止まらない怒り、そういうマイナスの感情を我慢したり止めてしまうことはありませんか?
意外と思いっきり感情を感じきれていないときが多いはずです。
そしてこういう癖がついてしまうと自分の本音がわからなくなってしまいます。
するとどんどんその出し切れていない感情が溜まってしまいます。
そうすると楽しいことも楽しいかどうかわからなくなってきたり、心の中の自分の声がわからなくて、本音だと思い込んでることが自分の本音になっていたりします。
まず、しっかりあなたの中にある辛い、悲しい、怒り、苦しい、ネガティブな感情を感じ切ってあげてください。
感情は感じ切ることで消化されていきます。
親へどんなことを感じていますか?
本当はこう思っていたんだ。と気づいてその出てきた感情をしっかり感じてあげてください。
怒りの状況を視覚化してみる
どんな状況で親への怒りを感じるのか、ということを視覚化してみることをおすすめします。
私もこれは以前かなりやっていました。私もたくさんたくさん親へのいろんな感情が止まらなかった時期がありました。
その時に冷静に分析しみる、客観的に見てみる、ということで少し怒りの感情から離れることができるようになると思います。
では具体的な方法について説明していきたいと思います。
紙とペンだけ用意してくださいね。
①まず紙に怒りを感じた状況を具体的に書きます。(この日、親とこういう状況でこんなことを言われた、された、など)
②その時の感情を隣に書きます。(怒り、悲しい、憎しみ、など)
③その感情のレベルを%で書きます。(怒り100%、悲しみ80%、憎しみ60%など)
④その時自分の頭の中で思い浮かんだことを書きます。(なぜ人の気持ちがわからないんだろう、どうしてこんなこと言われたんだろう、など
⑤そしてその時の親の立場になったつもりで、親がなぜそのときそうしたのかを考えて書いてみましょう。
⑥最後にこの全部を踏まえた上で、もう一度感情と%、考えたことについて書いてみましょう。
これでその出来事自体を見直してみると、怒りの感情やその出来事と自分に少し距離がとれると思います。
ネガティブな感情を親に抱いた時はこの作業で怒りとの距離をとってみることをおすすめします。
文章にすると少しわかりにくいので、私が書いた例を載せておきます!(字がみにくくてすみません)
親に今までしてもらったことを書き出してみる
これは怒っている時には難しいかもしれませんが、1つぐらいはあるはずです。この際絞り出しましょう。ほんの些細なことでも構いません。
過去のことで構いません。どれだけ昔のことでも大丈夫です。
・朝ごはん作ってくれた
・洗濯物たたんでくれた
もうこんなことでも大丈夫です。
親や育った環境に関係なくあなたは幸せになっていい
個人的にはこの考え方が一番腑に落ちた、というか怒りがおさまるかな、と思いました。
親がどんな人であっても、そんな環境で育っていても、あなたはあなたです。
あなたが親のようになることはないですし、それを恐れる必要もありません。
無意識のうちに親の人生を刷り込まれてコピーしてしまっている方もいるかもしれませんが、周りが幸せでなくてもあなたはしあわせになっていいんです。
そして親とはまったく関係なく、あなたはどうなりたいですか?
どんな人生を望んでいますか?
そんな生活やどんな自分が理想ですか?
あなたの望む生活を送る「許可」をあなたがしてあげてください。
どんな過去や誤解があってもあなたは幸せになれますからね。
もう親の呪縛から自由になり、親の生き方に関係なく幸せになっていいですからね。
まとめ
今回は親への怒りを止める方法についてまとめてみました。
どんな環境の方にも当てはまるように様々な観点から書いてみました。
自分が生まれてきて初めて属する集団は「家族」です。
その集団がはじめからうまくいくに越したことはありませんが、生まれて来る方も、見守る方もはじめてなのでそんなにサクッとうまくいくわけないですよね。
とはいえ様々な環境の方がいらっしゃると思います。
本当に大変な環境の方であったり、耐えられないような苦痛を感じられている方は他人を、いろんな制度を頼りましょうね。