社交不安症とは
人がコワイという病気のことを社交不安と言います。
緊張により不安症状が現れてしまいます。
人前や人と接する時に強い不安を感じてしまい、人前に出たり、人とと接することを避けてしまう病気なんですね。
ただの恥ずかしがりでは?と思われるかもしれませんが、日常生活に支障をきたしてくる不安症候群、不安障害群、という精神疾患の中にカテゴライズされています。
社交不安は若い人に特に多いと言われています。
そして若い頃に発症して、治療が見過ごされてしまうことも多い病気です。
社交不安症の人は他の精神疾患を(うつ病やアルコール依存など)を合併することも多い病気となっています。
なので放置せずに治していった方がいいということですね。
様々な恐怖症がある
社交不安の中にも様々な種類の恐怖症があります。
・赤面恐怖
・発汗恐怖
・スピーチ恐怖
・電話恐怖
・会食恐怖
・視線恐怖
・書痙
・振戦恐怖
・腹鳴恐怖
・自己臭恐怖
・排尿恐怖 などなど。
これらの要因で生活に支障がでてしまう、外に出られなくなってしまったり、極端に人とと関われなくなってしまったり、そういう状況を回避してしまったり。。。
そうすると他の不安症も引き置きしてしまいかねないんですね。
社交不安の原因
どうして人がコワイと思ってしまうのでしょうか?
原因ははっきりわかっていませんが、強い不安を感じてしまうメカニズムはこのようになっています。
①対人場面での失敗や過去のネガティブな経験(不安への感受性が強い、完璧主義)
↓
②人と会う時に同じことが起きるかもという悪い予想をしてしまう(自動思考)
↓
③不安や緊張を隠そうとする考え(自動思考)
↓
④緊張や不安が大きくなる(感情)
↓
⑤人と接するのを避けてしまう(回避行動)
↓
⑥人と接する不安が余計に大きくなる(感情)
このようになっています。見ていただくとわかるかもしれませんが、社交不安の人は人と会う時に自動思考(無意識で考えている)で「悪いことが起きる」、と予想してしまうんですね。
そして人前でうまく振舞えない自分への劣等感をもってしまい、悪循環してしまいます。
こんな方法で改善していく
私も社交不安は現在治療中で、カウンセリングに通っています。
私は小学生の時にいじめられていたり、過食症ですごく太っていたこと、ピアノのコンクールで大失敗してしまったり様々な要因で人を極端に避けてしまう場面があります。
今私が行っている治療法は「認知行動療法」というものです。
認知行動療法というのは精神疾患に対して、認知の偏りや行動の偏りのバランスをよく治し、症状を改善していこう、というものです。
こちらの方法を今日はお伝えさせていただきます!
まずは紙とペンを用意していただきます。
そして次のような手順で書き進めてもらいます。
①日付と状況、事実を書きます。(いつどこで誰となにをしていた時など)
②不安のパーセンテージを書きます。(80%など)
③その時頭に浮かんだ考えを書きます。(変だと思われていないか、など)
④安全や回避行動をしていたら書きます(早めに話を切り上げた、目をそらして話したなど)
⑤気づき、感想など書きます。(人に嫌われたくないと強く思っている、相手は以外になんともない、など)
ちなみに、メンタリストのdaigoさんがこの社交不安に対するおすすめの行動をyoutubeでお伝えされてて、実際にやってみました。笑
一番ハードルが低そうな「コンビニでアイスを買って、温めてください、と言う」を実践してみました。
それに対してこの上記の方法で書いてみます。
・コンビニでアイスを温めてくださいと言った。不安70%、
・頭おかしいと思われてるかも。
・対処行動は特になし。
・気づきは「何秒にしましょう?」とあっさり返され、秒数がわからなくて事前に調べておけばよかった。。笑
こんな感じですね。
こういう恥ずかしい、不安、緊張の状況を積み重ねて、上記の方法で記していくと心の筋トレになりますよ、というものです!
社交不安の方、一緒に頑張りましょうね。
まとめ
今回は社交不安についてまとめてみました。
昔は電話もかけられなかったし、店員さんと話すこともできなくて本当に生きづらかったです。
程度はどうであれ、社交不安がよくなるともっともっとできることや楽しいこと、楽に生きれるようになるんじゃないかな、と思っています。
よかったら試してみてくださいね。